ふしぎ発見 33年継続のひけつ

“ミステリーハンター”が世界中に飛び、各地のユニークな話題を問題として提供する。紀行系クイズバラエティの代表的番組である「日立 世界ふしぎ発見!」(以下「世界ふしぎ発見!」)は今年4月に放送33年目に突入した。番組開始以来プロデューサーを務める重延浩氏に、そのエピソードと番組に懸ける想いを披瀝してもらった。【写真】「帝国ホテルで開いた野々村真パーフェクト達成の記念パーティ」の様子■歴史とクイズを組み合わせることに独創性
 「世界ふしぎ発見!」が第34回ATP賞特別賞を受賞した。1986年から33年間、土曜のプライムタイムでクイズ番組を制作し続けたことへの評価を受けた。深く感謝する。
 番組のアイデアはいつ生まれるものか?  中国には1000年前から「三上」という言葉があり、「馬上」「枕上」「厠上」で発想が生まれると言われた。頷く人も多いだろう。「世界ふしぎ発見!」のアイデアは、ごく平凡に会社の机上で開いた古代エジプト学の本の一行から生まれた。
 「古代エジプトの時(とき)の神は鴇(トキ)である」。まるでギャグのような歴史事実に、つい笑った。そのとき突然「これはクイズ番組になる!」というひらめきが生まれた。当時は「なるほど! ザ・ワールド」(フジテレビ)、「世界まるごとHOWマッチ」(毎日放送)などすでに成功した海外取材クイズ番組があり、そこに新しく参入することに異論もあったが、私は歴史とクイズを組み合わせることに独創性があるという自信を持っていた。
 さっそく企画書を書いた。「セブンミステリー」という企画書だった。歴史のなかにミステリーを見つけてクイズ番組にする。そのころはワープロもなく手書きだった。イラストも自分で描く時代だった。
 クイズは初めてではない。私は日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」という番組の初期をプロデュースし、新基軸の企画に挑戦する経験を持っていた。クイズという手法はテレビ的であると感じていた。なぜか?  クイズに完全な台本はない。これからどうなるかというハプニング性がある。視聴者と時間を共有する。クイズは一方通行の放送ではない。クイズ自体がテレビ的と言える。
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