業界首位 TWICE事務所の変革

【ソウル聯合ニュース】韓国大手芸能事務所のJYPエンターテインメントが29日、株式時価総額で同業大手のSMエンタテインメントを初めて上回った。2001年8月に新興企業向け株式市場コスダックに上場してから17年、今月22日に時価総額1兆ウォン(約1006億円)超えを達成し、それから1週間にして同業大手3社でトップに躍り出た。JYPエンターテインメントのパク・ジニョン代表プロデューサーが14年に掲げた時価総額1兆ウォンの目標を4年で実現したことになる。
 パク氏は14年のインタビューで、1兆ウォン超えを達成するには音楽や歌手などコンテンツの「大量生産」のためのシステムを作り、自身が全ての決定を下す体制から脱却する必要があると述べていた。
 実際にJYPは、その年から組織を見直し、システムの構築に尽力した。これによって生み出されたガールズグループTWICE(トゥワイス)や男性グループGOT7(ガットセブン)などが国内外で成功を収め、会社の急成長をもたらした。
◇システム変化がもたらしたTWICEの大ヒット
 JYPは13年までの数年間、赤字を免れなかった。08年のリーマン・ショックのあおりでパク氏が育てた歌手たちの米国進出計画が頓挫したことが大きな打撃となった。韓国国内でも苦戦していた。
 パク氏は14年、JYPの生産性を高めるため米国のレコード業界や事業家から学んだ先進システムを取り入れる試みを開始。マーケティングやPR、マネジメントなど業務機能ごとに分けていた組織を四つのアーティスト中心本部体制に転換した。
 JYPのチョン・ウク代表取締役は、本部はアーティストを受け持つ一つのレーベル機能を果たしており、会社の成長ペースに合わせて業務コンテンツの制作ペースが上がるなど業務の効率性が高まったと説明する。
 パク氏はあわせて、JYPを自身一人を中心とする体制から脱却させるため、自らの役割も変化させた。
 かつてはパク氏の曲が所属歌手のアルバムタイトル曲となり、パク氏がコンセプトや振り付けを考えていたが、作曲家などのクリエーター50人余りが所属する音楽出版社JYPパブリッシングの役割を強化し、社内に音楽選曲委員会を設置して体系的に動くようにした。JYPパブリッシングで生み出された楽曲は、委員会での採決を経てタイトル曲などに選定される。
 15年10月、新たなシステムの下でデビューさせたTWICEは韓国と日本で大ヒットし、アジアでナンバーワンのガールズグループにのし上がった。その前年にデビューしたGOT7は海外でも人気を獲得し、今年デビューの男性グループStray Kids(ストレイキッズ)はJYPの未来を背負うグループと期待されている。
◇系列会社はコンテンツ制作に専念 K―POP市場の広がりも好材料
 JYPは外食や化粧品、ファッション、スポーツなどに事業を多角化した大手の同業他社と違い、系列会社がコンテンツ制作という本業に専念している。
 金融監督院の公示システムによると、JYPはJYPピクチャーズや日本、中国、香港などの海外法人を合わせ計12の系列会社を抱える。JYPピクチャーズは映画やドラマ、ミュージカルなどの制作を手掛けており、海外法人は国内エンターテインメント事業の海外拠点となっている。今の段階では他分野の事業で損失を被ることを避け、中核事業を強化しようとしているようだ。 
 また、他社所属の男性グループ、防弾少年団(BTS)が米ビルボードのアルバムチャートで1位を獲得するなど国内外で大きな成功を収め、K―POPの海外市場が広がっていることも、JYPにとって追い風となっている。
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